マーラーの録音 |
2007/02/28(水) 18:00
1974年にティルソン・トーマス(MTT)が初めてサンフランシスコ交響楽団を指揮したのもこの曲。
ティルソン・トーマスのマーラーでは、マーラーが用いたリズムやモチーフなどの断片が、いくつもクリアに浮かび上がってきます。そしてこれらが全体を構成していくのですが、そのミクロとマクロの相関みたいなものが非常に好奇心をそそって、面白いです。彼のコメントを読むと、これは意識的に目標にしてやっているとのこと。
ディテールにこだわりながらも、それでいて全体の構造がきっちりしているのは、極限までシミュレートしている成果以外の何ものでもないでしょう。
そして、いつもうまいなと思うのは、3拍子の扱い。この2楽章では(6番の2楽章なども同じ)、民族的な舞踊のリズムを感じさせるのですが、3拍子の1拍目の足を踏み込む感じが絶妙です。
9番は名演がひしめき合っていて、思い入れがある方も多いと思いますが、この演奏の特徴をあげるならば、
1楽章はスケールの大きな音楽のうねり、2楽章は民族的リズムとモチーフの扱い、3楽章はブレないテンポがズバッと決まる、4楽章は透明感や慈愛など、表情を変える極上の美を堪能できるという点だと思います。
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ティルソン・トーマスのマーラーでは、マーラーが用いたリズムやモチーフなどの断片が、いくつもクリアに浮かび上がってきます。そしてこれらが全体を構成していくのですが、そのミクロとマクロの相関みたいなものが非常に好奇心をそそって、面白いです。彼のコメントを読むと、これは意識的に目標にしてやっているとのこと。
ディテールにこだわりながらも、それでいて全体の構造がきっちりしているのは、極限までシミュレートしている成果以外の何ものでもないでしょう。
そして、いつもうまいなと思うのは、3拍子の扱い。この2楽章では(6番の2楽章なども同じ)、民族的な舞踊のリズムを感じさせるのですが、3拍子の1拍目の足を踏み込む感じが絶妙です。
9番は名演がひしめき合っていて、思い入れがある方も多いと思いますが、この演奏の特徴をあげるならば、
1楽章はスケールの大きな音楽のうねり、2楽章は民族的リズムとモチーフの扱い、3楽章はブレないテンポがズバッと決まる、4楽章は透明感や慈愛など、表情を変える極上の美を堪能できるという点だと思います。
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