上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
長時間の奮闘により立ち見席に立った私。いよいよ公演です。プログラムはワルキューレの1幕とオテロの4幕。

記念公演ということで、客席の華やかさを期待していましたが、意外と地味でした(平均年齢が高いから?)。値段の高い席には日本人の姿もいくつもありました。

公演内容について、ドミンゴの歌自体は、今聴いてどうこうというものではありません。オーケストラも「今日は着の身着のまま来ました」的演奏でしたし(いつものウィーンフィルという意味)。演出やフンディングの家、デズデモナの部屋も「本当に今もこれでやっているのか?」と思いました。

でも主役ドミンゴの姿については、今できる範囲で決して破綻せずに“ドミンゴ”であり続けていることや、投げ込まれたお花をていねいに拾う姿に、賞賛以外はないと思いました。

途中、今までのウィーンでの出演作品を紹介するビデオが流れたり(1967年にドン・カルロでウィーンデビューをしたそうです)、最後に表彰やスピーチがあって、大いに盛り上がりました。今まで見たことがないくらい、カメラのフラッシュが光りました。オペラ座の外でも大きなスクリーンで公演を流していて、多くの人が集まっていたそうです。

何度も何度もカーテンコールがあって、ものすごいブラボーの嵐でしたが、私はこのブラボーは何に対するブラボーなのかと考えました。

今も歌えることに対してなのか、過去の功績に対してなのか、ドミンゴという存在自体に対してなのか?

おそらくスター不在の現状にあって、みんな手放しで一緒に熱狂できる存在がほしいのではないかと思いました。そう考えると、このドミンゴ人気は皮肉にも思えます。

朝10時に並び始め、終演は11時をまわっていました。13時間も費やしたこの公演、貴重な体験でした。

スポンサーサイト
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://mttsfs.blog76.fc2.com/tb.php/180-bf820a8a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
コメント

立見席ごくろうさまでした。

ウィーンには20代の終わり頃から何回となく足を運んでいますが、私も最初の頃は何回か立見席に何回か挑戦しました。今はもう体力に自信がありませんが。私の知合いにアマチュアのホルン吹きがいて、この人はウィンナホルンとウィーンフィルをこよなく愛する人ですが(http://volker.exblog.jp/)、シュターツ・オパーではいつも立見席の最前列に陣取り、オケ・ピットの団員たちの遣り取りを眺めて飽きる事がありません。天井桟敷は音も存外良かった記憶があります。
2007/05/21(月) 15:48 ぶっちゃー URL [編集]

ぶっちゃー様

立ち見席、私も2日連続はできないと思いました。いつも立ち見席の最前列に陣取るとは、その方かなりのツワモノですね。ウィーンはチケットが高いと思いますが、安く入れる席もいろいろあって、しかもちょっと苦労するけれど、そういう席でも作品はちゃんと楽しめるようになっているところが素晴らしいと思いました。
2007/05/21(月) 16:28 潮 博恵 URL [編集]







非公開コメント
プロフィール
 

潮 博恵

Author:潮 博恵
MTT&SFSの音楽センスと革新的な活動に感銘を受け、ブログを開設。

【続・徹底研究】ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団で、よりわかりやすく彼らの活動と最新情報をご覧いただけます
続・徹底研究MTT&SFS


著作権分野の英文契約書作成等の行政書士をやっています。
うしお行政書士事務所

全ての記事を表示する
 
ブロとも申請フォーム
 
ブログ内検索
 
携帯でもご覧いただけます
 
QRコード
ご意見・ご感想などは、こちらからどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。