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今日は、さらなる飛躍を目指し、ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団の音楽は、こうしたらもっと良くなるという点について考えてみたいと思います。

1. 弦楽セクションの響き
金管はさすがうまいし、木管もヴィルトゥオーゾ的なものは感じないがオッケー。リズムが身上のティルソン・トーマス(MTT)の音楽で重責を担う、音のエッジをつくる打楽器やピッコロもがんばっています。改善の余地があるとしたら、やはり

弦楽セクションの響き

だと思います。今でも十分美しいし健闘していると思いますが、ベルリンフィルを生で聴いたときの弦の分厚い響きなどと比較すると、響きが薄いと感じるのは否めません。

もっとも、彼らも認識はあるようで、昨秋ゲットした10百万ドル(約12億円)の寄付は、弦楽セクションの拡充に当てると発表しています。時間はかかるのかもしれませんが、期待して待ちましょう。

2. 汚い音があってもいい
明るくオープンなサウンドは、サンフランシスコ交響楽団のアイデンティティだと思いますが、音にもう少し陰影があってもいいかなと思います。

ティルソン・トーマスの音楽は、曲の構造が複雑なものは、それを明晰に表現してしまう手腕の方に、リズムに特徴のある曲はそのリズム感に耳が奪われるので気になりませんが、そうでない曲だと、きれいにまとまっているという印象が強くなります。選曲でクリアできるのかもしれませんが、あれだけ極上の美しさを表現できるのだから、表現の深みという点で、反対方向への振幅ももっとあっても良いのではないかと思います。

もっとも、直近のマーラー5番の録音などでは、そのあたりを苦心した形跡があり、叫びが浮かび上がってきたり、心の奥底をのぞいているような音も感じました。ほんの紙一重の差なのかもしれません。


以上、2点を指摘してみましたが、ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団の音楽は、他のどのオーケストラともアプローチが違う、オンリーワンのものだと思います。今後どこまで極めてくれるのか、本当に楽しみです。
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潮 博恵

Author:潮 博恵
MTT&SFSの音楽センスと革新的な活動に感銘を受け、ブログを開設。

【続・徹底研究】ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団で、よりわかりやすく彼らの活動と最新情報をご覧いただけます
続・徹底研究MTT&SFS


著作権分野の英文契約書作成等の行政書士をやっています。
うしお行政書士事務所

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