音楽づくりを研究する |
2006/12/07(木) 08:10
初めて彼らのマーラーのCDをきちんと聴いたとき、「異常なまでの練り上げ度」を感じた私ですが、KEEPING SCORE チャイコフスキー編では、ティルソン・トーマスが練り上げているシーンがあります。
曲想が変わって、次のメロディーが始まる部分のつなぎ。
始めはスコアを手に、指でカウントを取りながらメロディーを歌っています。次は部屋の別の場所で同じところを歌い、窓際に移動してまた歌い、歌うシーンは4回続きます。そして今度は全く同じところをピアノで弾きます。そしてやっとスコアに書き込みをします。
このシーンにはナレーションが入り、すべての楽章、すべてのパッセージ、すべての音について納得できるまでやる。しかも何日でもと言っています。
さすが!
曲想が変わって、次のメロディーが始まる部分のつなぎ。
始めはスコアを手に、指でカウントを取りながらメロディーを歌っています。次は部屋の別の場所で同じところを歌い、窓際に移動してまた歌い、歌うシーンは4回続きます。そして今度は全く同じところをピアノで弾きます。そしてやっとスコアに書き込みをします。
このシーンにはナレーションが入り、すべての楽章、すべてのパッセージ、すべての音について納得できるまでやる。しかも何日でもと言っています。
さすが!
音楽づくりを研究する |
2006/12/06(水) 11:10
KEEPING SCORE チャイコフスキー編では、ライブラリアンが紹介されています。
なんと、ティルソン・トーマス(MTT)が自分の構想(細かいアーティキュレーション等も全部)をスコアに書き込み、それをライブラリアンがパート譜に転記していたのでした。
どうりでマーラーのCDを聴いたとき、練り上げ度合いもさることながら、その徹底され具合が常識を超えていると感じた訳だ。
他のオーケストラでもそうなのか?
早速私は、オーケストラスタッフの仕事を紹介している本を見ました。
エディションや部数の確認、ボーイングを記入したりするとある。
サンフランシスコ交響楽団のライブラリアンの人も、これが「ユニーク パフォーマンス」を生むと答えていたし、こんなスタッフのサポートがあったなんて驚きです。
なんと、ティルソン・トーマス(MTT)が自分の構想(細かいアーティキュレーション等も全部)をスコアに書き込み、それをライブラリアンがパート譜に転記していたのでした。
どうりでマーラーのCDを聴いたとき、練り上げ度合いもさることながら、その徹底され具合が常識を超えていると感じた訳だ。
他のオーケストラでもそうなのか?
早速私は、オーケストラスタッフの仕事を紹介している本を見ました。
エディションや部数の確認、ボーイングを記入したりするとある。
サンフランシスコ交響楽団のライブラリアンの人も、これが「ユニーク パフォーマンス」を生むと答えていたし、こんなスタッフのサポートがあったなんて驚きです。
音楽づくりを研究する |
2006/12/06(水) 10:42
KEEPING SCORE チャイコフスキー編で注目するのは、ティルソン・トーマスはコミュニケーション能力がずば抜けているという点です。
彼はオーケストラメンバーに、言葉でも多くのことを語ります(身体表現は当然。両手が塞がっていると、ウィンクまで動員し音楽的ポイントを示します)。
そして必ず、自分の発した指示に対し相手が演奏で応えた時に、リアクションを返します。
彼は観客とのコミュニケーションにおいても、演奏は舞台上でだけ完結するのではなく、聴く人に届くことが重要で、そのためにオーケストラの意識を変えたり、観客の興味を引き出すようなトークをはじめ、様々な仕掛けを試みたりしていると答えています。
これを見て、指揮者に要求される能力は、9割方コミュニケーション能力なのではないかと思ったほどでした。
彼はオーケストラメンバーに、言葉でも多くのことを語ります(身体表現は当然。両手が塞がっていると、ウィンクまで動員し音楽的ポイントを示します)。
そして必ず、自分の発した指示に対し相手が演奏で応えた時に、リアクションを返します。
彼は観客とのコミュニケーションにおいても、演奏は舞台上でだけ完結するのではなく、聴く人に届くことが重要で、そのためにオーケストラの意識を変えたり、観客の興味を引き出すようなトークをはじめ、様々な仕掛けを試みたりしていると答えています。
これを見て、指揮者に要求される能力は、9割方コミュニケーション能力なのではないかと思ったほどでした。

